東日本大震災の日の作業
あの決して忘れられない3・11 東日本大震災の時は、みなさんどのように過ごしていましたか?
あの日、あの時刻、私達はちょうど狛江で新築外構工事の駐車場コンクリートを打っていました。
私は現場にはいなかったのですが、道路をはさんだ向かいが造園屋さんで、
地震のすごい横揺れで、5~6基あった石灯籠がまるでだるま落としのように笠や火袋が飛んで行ったそうです。
私は狛江の現場の駐車場コンクリートはやり直しかなと思っていたのですが、
騒ぎが収まった後で行ってみると大丈夫でした。
地震揺れが縦揺れではなく、横揺れだったため、コンクリートの打設面全面の隅々まで行きわたらせたようです。
しかし実際には大丈夫だったのは、狛江の住宅の駐車場だけで、
ご存じの通り、もっと北のほうでは1000年に一度の地獄絵図が繰り広げられていました。
次の日の朝、お客様からお電話がありました。
「駐車場のコンクリ―トが固まる前に誰か自転車で入った人がいる、画像を送るから見てほしい」
ということでした。
早速送られてきた画像を見てみると、
確かに誰か自転車で入って、途中で気が付いて後ずさりしているような跡が見られます。
なにはともあれ現場に向かい、実際の後を見てみました。
これって、自分の敷地だと思って入ったはいいが、
途中でおかしいことに気づいて自転車に乗ったままバックしているのでは?
「お隣じゃありませんか?」と尋ねると、
「今朝聞いたのですが、違うということなので...」というお返事。
やったならやったと正直に言えばいいのにね...。
隣人は同時期に引っ越してきて、これからご近所付き合いが始まるところだというのに、
お客様からすればまったく先が思いやられます。